• テキストサイズ

夢幻泡影【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第45章 君へ捧げるレクイエム【呪術廻戦0】


「憂太……? 憂太! 憂太ッ‼」

 倒れた乙骨に駆け寄り、呼吸を確認する。安定しているとは言い難いが、命に別条はない。気を失っているだけだ。

「夏油さん……」

 乙骨と対峙していたはずの夏油の姿はない。まさか、骨すら残らず消し飛んだ……?

 白紙の札に血で夏油の名前を書き、呪力を振り絞る。


「【闇に失せし者、月に隠れし者、星に紛れし者。この名を縁(よすが)とし、我に汝の行き先を示せ。急々如律令】」


 札が反応している……やはり 逃げたのか。

 星也はスマートフォンを取り出し、電話をかける。

「……もしもし、五条先生。すみません、逃げられました」

* * *

/ 861ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp