• テキストサイズ

夢幻泡影【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第36章 リゾルートに揺るがぬ決意【壊玉】


 五条は夏油、星也、星良、黒井と共に急いで校舎に入り、廊下を走っていた。

「天内は⁉︎」

「この時間は音楽なので、音楽室か礼拝堂ですね」

「レーハイドゥ⁉︎」

 五条が尋ねると、廉直女学院はキリスト教系のミッション・スクールで、音楽の授業は担当教師の都合で変わるのだと黒井は答えた。

「悟は星也君と礼拝堂、黒井さんは星良ちゃんと音楽室、私は正体不明のアンノウン三人を」

「大丈夫ですか? 三人も請け負って」

「問題ない。今は理子ちゃんが最優先だ」

 案じる星也に、夏油は自信に満ちた笑みを浮かべる。
 五条も夏油の強さは充分 知っているため、特に異論はなかった。

「行きましょう、皆様。ご案内します」

「はい、お願いします」

「星也、遅れたら置いて行くからな!」

「黙って走れないんですか」

 夏油と反対方向へ、五条たちは足を向ける。

「ったく! だから目の届く範囲で護衛させろって言ったのに、あのガキ!」

「申し訳ありません。移動のたびにメールをするよう言ったのですが……」

「楽しめてるってことでしょ。それでいいじゃないですか」

「フォローは僕たちの仕事です。文句は後にして下さい」

 先を急ぐ途中で、五条は音楽室に向かう黒井たちと分かれた。

* * *

/ 859ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp