第32章 朝焼けと夕焼けのラメンタービレ【共犯/そういうこと】
呪術高専京都校――学長室。
「特級は術師の格付けの中で斜めに外れた位置づけじゃ。一級こそ他の術師、延いては呪術界を牽引していく存在だと儂は考えておる。危険・機密・俸給……準一級以下とは比べ物にならん。それを踏まえて、今 なんと?」
楽巌寺の視線の先には、一級呪術師 東堂 葵と、特級呪術師 神ノ原 星也がいた。
少し外れたところに、一級呪術師 垂水 清貴の姿もある。
「禪院 真希、パンダ、そして超親友(マイブラザー) 虎杖 悠仁」
「神ノ原 詞織、伏黒 恵、釘崎 野薔薇」
「「以上 六名を、東堂 葵、神ノ原 星也の名の下に、一級呪術師に推薦する」」
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