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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第57章 海底の楽園


「なぁ、ミスティ知ってるか?」

『何を?』

少年は本を見ながら少女に話しかけた。

「海には色んな島や国が沢山あるって前に言ったろ?」

『うん、聞いた聞いた♪』

「それらはさ、普通は海の上にあるんだけど海の中にも国があるんだぜ!!」

『え!?海の中!?…息できないよ!?』

海の中なんて生きていけないと驚く少女に少年は笑いながら答えた。

「まぁ、ミスティや俺なんかの人間は無理だけど、海の中で生活する種族が住んでるらしい。」

『海の中で生活かぁ…海の中の景色ってどんななの?』

「俺も知らねぇよ、見たことねぇもん(笑)だけど、まぁ、魚とかクジラとか…海底なら深海魚とか色んな生き物が見れるだろうな!」

『海の中…見てみたいかも。きっと地上じゃ想像出来ない光景が広がってるんだろうな~』

海底を想像しながら窓から海の方に目を向ける少女。

「見に行こうぜ!!海に出たら自由なんだから!!俺がミスティを連れて行ってやるよ!!」

『本当?嬉しい!!人魚姫とか居るのかな?』

本の中でしか知らない人魚姫。この世の者とは思えない絶世の美女を見たいと言う少女に少年は答えた。

「居るかもな!まぁまずミスティは泳げるようにならなきゃな~連れてけないぞ?」

『えー…でも海の中なら仕方ないか。頑張るね!』

「おぅ!!」

少年は少女の頭をポンポンと撫でると太陽のような笑顔を向けた。

「必ず行くぞ!!魚人島!!」










───懐かしいな……










───私、泳げるようになったよ?










───ねぇ、サボ……
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