• テキストサイズ

【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第39章 戦争のアト


──"凪の帯"海上


「ジンベエ…色々ありがとう!!」

「なんの…礼を言うのはこっちの方じゃ…!!」

ジンベエは迎えのジンベイザメの頭上に立ち答えた。

「インペルダウンでお前さんに死に場所をくれと頼んでおいてみっともなくも生き残ってしもうたが、これから先、またお前さんの力になれる事もあるじゃろう。」

エースの為に掛けた命。生き残った自分はエースの分もルフィの為に何かしたい、力になりたいと思ったジンベエ。
元気そうなルフィを見てジンベエは安心した。あとはレイリーとハンコックに任せておけば大丈夫だと思えた。それもこれもあのルーキーのお陰。

「お前さん、命を助けて貰ったトラファルガー・ローには感謝するんじゃぞ。ワシもお前さんも命があるのはあの男のお陰じゃ。船にはワシらの他にも重症患者がおったようじゃが助けれくれた。」

ジンベエは助けられた時の事を思い出しながら話した。

「そうか!アイツ良い奴だな!分かった!」

ジンベエは元気に答えるルフィを見て次に会える時が楽しみだと思った。

「2年後…魚人島で会おう!!お前さんと仲間達がやってくる日を楽しみにしておる!!」

「うん!!」





──シャボンディ諸島付近


海面から船体を半分出しながら航海中の海賊船の甲板ではハートの海賊団のクルーが騒いでいた。

「えー!?まだ入らないんですか!?新世界!!」

「時期を待つと…そう言ったんだ。慌てるな"ひとつなぎの大秘宝"は逃げやしねェ…」

「でもホラさっそく"黒ひげ"の奴らが暴れ出して……」

「潰し合う奴らは潰し合ってくれりゃいい。つまらねェ戦いには参加しねェ。」

冷静に答えるのはハートの海賊団船長、トラファルガー・ロー。

「ゴチャゴチャ言ってねェで黙って俺に従え…取るべきイスは…必ず奪う!!!」

「「「船長〰️♡」」」

ハートの海賊団クルーは船長Love!

「それよりペンギン、アイツは?」

「あぁ、まだ目覚まさないよ?もう諦めた方が良くない?」

「俺は医者だ。患者は死なせない。死ぬなら治療が終わってから勝手に死ねば良い。」

「分かった。経過はベポとシャチとチェックして報告するよ。」

「あぁ…何かあれば呼べ。」

そう言い船内へ入って行ったローを見送るペンギンは治療室の患者を思い気持ちよさそうに昼寝をする目の前の白熊を叩き起すのだった。
/ 409ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp