第25章 女の気持ちと男の思い

先程までの甘さを含んだ雰囲気が一変した事をミスティは感じた。

「ルッチとはロブ・ルッチで間違いないか？」

『…はい。』

尋問のような物言いに選択肢はなかった。

『あの…ごめんなさい。でも彼のことは好きじゃ…んっ』

先程まではレインの好意を受け取って良いのか迷っていたミスティではあったが、レインに誤解される事だけは嫌だった為、必死に伝えようとしたが叶わなかった。

『…んっ…ふっ』

「はっ…ん…」

『あっ…レイン…待っ…きゃっ！』

強引にねじ込まれ口内を蹂躙するレインの舌に気を取られていたミスティはそのままベッドに押し倒された。

『ン…ふっ…んん』

尚も与えられる口付けにミスティはレインの胸を押すがビクともしない。口内で絡み合った舌がヌルッと抜かれ銀色の糸を引きながら離れた。

『はぁ…はぁ…レイン？』

レインは無言で着ていたシャツを一気に脱ぐと息の整わないミスティを他所に乱暴にミスティの着ていた服に手を掛けた。ブチブチっと音を立てボタンが弾けたが、レインは気にせず左右にがばっと開き目の前にお目見えした黒い下着から零れそうな程の乳房を両手で揉み上げしゃぶりついた。

『あぁ…！嫌っ、レイン！待って…ぁん…はぁん//』

ちゅぱちゅぱと吸い付きながら時にジュルッと音を立て先端を弄るレイン。与えられる刺激に意識が向いていたミスティはスカートが脱がされ下着が露呈している事に気付けなかった。尚も行為を続けるレインの吐息が秘部を掠めたことで状況を理解した。

くちゃ…

『あぁっ…！』

ぴちゃぴちゃ…ジュルっ…

『あ、はっ。そこ！だめぇ…！あん』

レインはミスティの腰を引き寄せ顔を秘部に埋め舌を突っ込み舐め回した。ミスティの喘ぎ声と溢れる蜜の甘さにレインは夢中で続けた。

与えられる刺激に感じつつもレインの目に自分が映っていない事に寂しさを感じたミスティは懇願するように言った。

『お願い…レイン。んっ…私を…見て。』

レインからの返事はないものの与えられる刺激の激しさが増したことが意思表示だと思った。そしてグッと力を込められた事で今迄の比ではない快感がミスティを襲った。

『そこ…っ、だめぇ…っ。あぁぁっ…!!』

ビクビクっと震える身体は限界でミスティは身体を反らし達した。