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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第21章 会いたい人


※レイン視点

「ねぇねぇ、何で僕達がパーティーに参加しないといけないの?」

コリンが面倒くさそうに俺に聞いてきた。

「仕方ない。俺達の管轄エリアの上流貴族のセレブレーションパーティーだからな。政府の役人が招待される事なんかざらだ。諦めろ。」

「えー、どうでもいいし…」

コリンの言いたい事は分かる。クソ忙しい俺達からすれば何の祝いだか知らないがパーティー等は時間の無駄でしかない。だが、政府の役人ならば仕方ない。これも仕事の内だと割り切るしかない。

「まぁ、僕やセツナは良いけどさ。レン兄ぃは大変だよね。」

「…ですね。」

コリンとセツナが俺を気の毒そうに見てくる。理由は分かるがそこまでの視線を向けられると気分が悪い。

「…やめろ。そんな目で見るな。」

「だって、同伴者連れていかないといけないって拷問じゃん!しかもその相手ステラなんでしょ?」

「ステラさんかぁ…レインさんの事ホント好きですもんね。」

そうなのだ。この仕事の内だと割り切って参加せねばならないパーティーは俺だけ同伴者が必要なのだ。同伴者となれば女になるのだが…

「CP8で手が空いているのがステラしか居なかったんだから仕方ないだろう。」

「僕達はレン兄ぃが良いなら気にしないよ?でもねぇ…」

「ですねぇ。まぁ、ステラさんはノリノリなのでご愁傷さまです、レインさん。」

ステラが俺に気があるのは知っている。割とCP8でも人気のある方だと認識していたがコイツら2人は違うようだ。

「何なんだ、お前達は。」

俺がイラつきを隠さず問うと2人が食いついてきた。

「僕達はステラはオススメしないよ!そんなことしたらレン兄ぃの彼女面この先もする事になるよ?」

「そこについては間違いないですね。」

そこかよ。そこは俺の知ったこっちゃない。

「…良いの?」

「何がだ?」

コイツらの真意が見えない。

「今ならまだ急げば間に合うよ?別の人に頼もうよ。」

「僕もコリンに賛成です!」

「いや、だから別の人間が…」

「ミスティに頼もう?」

「ロゼさんならお似合いです!」

ミスティ…あの港で別れたきり会っていない。お互い任務がある身。普通に会う事など出来ない。俺が黙ったことを勝手に了承と捉えたコリンは善は急げだと電伝虫を掴んで飛んでいった。



──ミスティ。
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