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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第20章 水の都へ


エニエス・ロビーに戻ってきてから任務の合間に溜まっていた事務処理をこなす日々が続いていた。ミスティの此処での日常であり戻ってきたと実感した。

そんなある日の昼下がり、スパンダムに呼ばれ告げられた。

「ウォーター・セブンに遣いに行ってきてくれ。」

『ウォーター・セブン…カリファさん達が潜入さしているあのウォーター・セブンですか?』

「そうだ、そのウォーター・セブンだ!」

ルッチをはじめCP9の中でも強者の4人が何年も掛け潜入している今回の任務。内容は知らされていないが、そんな場所へ何故自分が?ミスティは不思議に思った。

『…遣いとは?』

ミスティは任務の内容を確認した。

「この前、大将青雉殿から話があってもう少し時間が掛かるようだから任務期間を延ばすことになった。だから、これをルッチに渡して欲しい。」

そう言いながら、スパンダムは手紙をミスティに差し出した。

『恐れながら、潜入や諜報活動に紙媒体は危険かと思いますが…』

「!!…そ、そうだな。まぁ、あれだアレ!ルッチに渡して処分するように伝えろ!」

(……まぢなの?ホント駄目ね。まぁ、渡すだけだし相手はあのルッチだから大丈夫か。)

『…畏まりました。』



──



「では、ウォーター・セブンへ行かれるのですか?」

『そうね。また留守にするけど宜しくね、カレン。』

「病み上がりから任務が立て続けでしたのに、さらにこれからウォーター・セブンですか…お身体平気ですか?」

ミスティはウォーター・セブンへ行く準備をしながらカレンに伝えると心配そうにカレンが聞いてきた。

『大丈夫よ?もう何件もこなしてるし、それに今回は手紙を渡すだけだから。』

「…ミスティ様の"大丈夫"は当てになりませんよ。」

『…ごめんなさい。』

今までの事もある為、カレンには本当に心配をかけて悪かったと反省した。

「ミスティ様、ウォーター・セブンから戻られたら休暇を取って下さいね!」

『どうかしら?長官が何て…』

「か・な・ら・ず・です!!」

『…はい。すみません。』

カレンに鬼の形相で念を押されたミスティは、早々にウォーター・セブンへ向かうのだった。
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