第18章 大事な女

ベッドに優しく下ろし組み敷くとロゼは何かに気付いたのか俺から目を背けた。

「…どうした？」

『いぇ、あの…服…』

今更だろ。シャワーを浴びたことで上半身は羽織る程度。ボタンは止めていなかった。ただ、お前との会話中晒していたんだが…。

「こっち向け。」

『…無理です///』

この状況を分かっていないのか？俺に組み敷かれている時点で逃げられないし俺が逃がすはずもない。ずっとお預けくらってきたんだ。

「…おい。」

『…だってカッコよすぎるから///』

消えかけの声で呟かれたロゼの発言。何なんだ、この可愛い生き物は。

『…いきなりは無理で…っ』

「もう喋るな。俺だけ見てろ。」

喋るロゼを遮り顎を掴み無理矢理自分の方へ向け、二言告げた俺はまだ何か言いたげな口を塞いだ。

チュッと言う音から始まった啄むようなキス。俺は体勢の余裕から軽いキスをしながらロゼの様子を確認していた。先程の発言から嫌われてはいないとは感じているが、俺の欲望のままに抱いて良いのか。

「口開けろ。」

徐々に濃厚なものへと変えていくつもりでそう言った俺の言葉通り開けられた口へ舌を突っ込んだ。消極的な舌を絡め取りロゼの口内を味わった。

「は…ふっ」

『んんっ//…んふっ…あっ』

以前も思ったがこの声が堪らない。俺の理性を振り切れさせる破壊力を持っている。

少しずつ服を脱がし首筋に吸い付きながらその柔らかさを知る双極を目指す。下着をずらし見事な双極を揉みながら先端を口に含み舐め回す。

『ぁん…///んんっ､いやっ///』

「はむっ…ん」

(やっぱ、柔けぇ)

夢中でしゃぶりつきながら投げ出された脚に片手を伸ばし太ももに這わせた。ビクビクっと反応を見せるロゼをもっと啼かせたくて秘部に触れるとそこは既に十分に潤っていた。

「ロゼ…お前、感じてるのか？」

『あ…っ、聞か…ないで///』

抗議の言葉も今の俺には興奮剤にしかならない。一気に指を2本入れグチャグチャに掻き回した。

『あぁ！…っん、そこ、だめっ///』

指を3本に増やし攻め続けた。するとある場所を刺激した瞬間ロゼの声が一際高くなった。

（此処か…）

俺はニヤッと笑みを浮かべ自分の着ていた服を脱ぎ去った。