第2章 色のない世界
ロイ「大丈夫か、ダーク
もう少しで終わる
一緒に頑張ろう」
気にかけて、励ましてくれる
いつの間にか
二人の存在が、今の僕の支えになっていた
心が少しは救われ、軽くなったのを感じていた
だけども…
=サラッ=
『…?』
ロイがダークの髪を触った
『…どうしたの?ロイ?』
ダークは剣の刃についている血を拭いながら
ロイの方を向いた
ロイ「…いや
ダークは髪を伸ばしたら似合いそうだなと思って…」
『そうかな…?』
ヒュ「俺とロイは黒でダークだけ茶色だもんな!vV」
拳銃の手入れが終わったヒューズは伸びをした
『…二人共の髪は黒だったのか…』
ポツリ呟いたダークの言葉に、ロイとヒューズは不思議に思った
ヒュ「何言ってんだよダーク??vV
見りゃ黒だって分かるだろ!vV」
ヒューズの言葉でダークは剣の手入れをしていた手を止めた