シロイ、ヒカリ / Hunter×HUNTER カイト夢/
第9章 そばに、いたい
カイト…
わたしと同じこと、考えてたんだ…
嬉しくて嬉しくて、目の奥から熱いものが込み上げてくる。
それを見られるのが恥ずかしくて、カイトの肩に顔を埋めた。
「ケイ?」
カイトが動きを止める。
「…っかい、言って」
「ん?」
「もっかい….言って。カイト…」
ふ、と微かに笑うと、カイトがぎゅっと強く抱きしめてくれる。
「…愛してる」
「ん…」
「返事は、ないのか…?」
優しい声に、想いが押し寄せる。
目から涙が溢れて、カイトの肩をつたった。
「…だいすき……
ずっと、ずっと…だいすきだよ…
愛してる………カイト」