Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第1章 変革の一翼
明らかに人間離れしている動き...
その俊敏さには誰もが驚きを隠せなかった。
何年も訓練し、何度も壁外に赴いて実際に巨人と対峙している精鋭の者たちでさえ、リヴァイには適わないのではないかとさえ思えた。
ルーナも地下街で実際に3人を目にしていたとはいえ、やはり驚きを隠せなかった。
エルヴィン、やっぱり3人はあなたの言っていた通り...
隣にいたハンジも
「すっごおぉー!滾るねぇー!!!」
と興奮している。
「なんだその持ち方は。これはそのような持ち方を想定して作られていない。壁外で真っ先に死にたいのか」
「要は巨人のうなじが削げりゃいいんだろうが。俺は好きにさせてもらう」
「なんだと!」
逆手で刃を握るリヴァイに対しフラゴンと一悶着あったわけだが、
その訓練光景を見た彼でさえ、目を見開いて言葉を失っていた。
これが...エルヴィンの言う「変革の一翼」
果たして手放しで歓迎できるものなのか...
わからない。
でももしかしたら、、
いやあの時から確証していることだ。
私たちはあの時から命をかけていた。
この人の力を手に入れるために…
夢を…叶えるために…