Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第39章 裂けかけていた糸■
「わああああっ!!!!どーしよー!!!!」
鏡を見て自分の顔の状態に驚愕する。
「でけぇ声を出すな。朝っぱらから。」
リヴァイは風呂上がりで濡れた髪を拭きながら、呆れ声を出す。
ルーナは目の前の鏡に映る自分の目が信じられないくらいに腫れ上がっていて一瞬別人かと思ったくらいだ。
そしてこんな顔でさっきからリヴァイと会話をしていたかと思うと、もうこれ以上見せられない。
両手で顔を覆いながら声を出す。
「どうしよう…本当にどうしよう…もう誰にも会えない…」
リヴァイは上半身裸のままタオルを肩にかけ、ルーナの前に来る。
「もう一度見せてみろ。」
「…は?何言ってるのもうこれ以上無理っ」
「お前こそ今更何言ってる。散々その顔で俺を見つめていたくせに」
ルーナは顔を両手で覆ったまま、羞恥で顔を赤らめる。
「ほら、手を退けろ」
「嫌だ!」
「…チッ。」
リヴァイは険しい顔を貼り付けたままルーナを抱きかかえた。
「ひあぁぁっ!」
体が宙に浮いてもルーナは手を退けない。
視界が閉ざされ、何がどうなっているかも分からないが、はっきり言ってそれどころではない。
もう何がなんでもこれ以上顔を見せたくなくて頑なに手で覆っていた。
ポスッと自分の体がどこかに下ろされた感覚がした。
ふわりとした背中の感覚に、きっとベッドだろうと悟ったが、それでも手は退けない。
「…おい」
「・・・」
「ルーナ」
「・・・やだ。」
リヴァイの手が服の上からするするとルーナの体を撫でる。
「うっ……」
全身がビクンと波打ち、鳥肌がたち始める。
視界が閉ざされているので、次にどこをどう触られるのかも分からずに感覚だけが研ぎ澄まされてしまう。
そのせいでいつも以上に感じてしまい、子宮が疼き始めてしまった。