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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第27章 諍い


ルーナはひたすら部屋の掃除をしていた。
何かを払拭するかの如く隅々まで丁寧に…
掃除をすると少しだけ気が紛れる。
兵舎の掃除も普段からほとんど自分がしてきたし、たまにリヴァイとすることもあるが、しばらくは顔を合わせづらい。


自分の発言を回想する。

リヴァイをさんざん苦しめてきたのは自分だ。
あんなに痣や傷をつけて、心にも同じことをして自分は最低だと思った。
こんな異常な女と一緒にいさせては可哀想だと本気で思う。

愛しているからこそ、傷一つ付けたくない。
幸せでいてほしい。
素敵な人と最期まで人生を全うしてほしい。

そうすれば、いつか来世できっとまた出会える。
そのときに思う存分愛し合えばいい。


私の存在をあなたから薄くする。
そうすれば、私が死んでもあなたは何も感じず死なんて選ばないでしょう。


あなたから離れればあなたはもう傷つかない。
そして最期まで生き抜く。
来世でまた会える。

こんなにいい方法があったなんて…
どうして今まで気が付かなかった?

私は愚かだ…



ただ自分が少し我慢すればいいだけ。
あなたのそばにいられないことを…





まだ訓練までは少し時間がある。
ルーナはひたすら掃除を続けた。


忘れたい忘れたい忘れたい
リヴァイのことを…

そして忘れてほしい
私のことを…
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