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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第27章 諍い


「え、私と?」

今日の昼食の席でクラムたちが笑顔で誘ってきたのは飲みに行かないかという誘い。

「はい!いつも俺たちルーナさんに訓練付き合ってもらってて何もしてあげれてないので!息抜きにどうですか?」

クラムの言葉にルーナは苦笑いを浮べる。

「いやいや訓練指導は私の任務の1つだし、全然気にしなくていいよ?それに同期水入らずの方がいいんじゃない?私がいたら逆に邪魔なんじゃ…」

「何言ってるんですか!せっかくルーナさんと俺ら仲良くなれたんだし、いいじゃないですか!一緒に楽しくやりましょうよ!」

カイルが笑顔で語りかけてくる。
サラとメリッサもうきうきしたように目を輝かせてルーナの返事を待っている。
皆してそんな顔をされては断れるわけが無い。


「あ…うん。わかった。でもさすがに部下たちに奢らせるなんてことはできないから私に奢らせてね?」

「ダメですよ、ルーナさん。私たち毎日忙しいルーナさんの息抜きに少しでもなればって思っているんですから!」

「日頃の感謝も込めて私たちがオススメのお店にお連れしますから楽しみにしていて下さい!」

サラとメリッサにも口々に言われ、ルーナも釣られて笑顔になってしまう。

「そ…そう?じゃあお言葉に甘えちゃおうかな。ただ私も毎晩何かと忙しくてね…うーん…」

「あぁ、そうですよねぇ…」

途端に皆の顔が曇り出す。


「あ!そうだ!」


ルーナは、エルヴィンとリヴァイが夜会に行く日にしようと思った。
その日ならば本来遅くまで手伝っている2人の執務仕事はないし、傷跡のせいで夜会に参加出来ない自分は暇になる。
2人を送り出した後に飲みに参加すればちょうどいい。

誰かと飲みに出かけるなんて久々すぎるので、ルーナはとても楽しみになってきていた。
それに一緒に行くのは目の前の4人とだ。
本当にいつも明るく元気な4人からルーナは毎日パワーをもらっていて正直感謝をしたいのはこちらの方だ。
絶対に自分が奢ろうと決めて笑顔で4人を見つめた。
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