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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第26章 4人の影


「おいモブリット!てめぇはこいつの保護者だろうが。風呂にくらい毎日入れろ」

「や…ハンジ分隊長が寝ずにずっと研究没頭しているから入れる隙がないんですよ。言っても全然聞いてくれないし…そもそも無理やり入れるのもすごく大変なんですって!」

ていうか保護者って…と小さく呟きながらモブリットはハンジの腕を引いた。

「分隊長行きますよ。今日もやること多いんですから。早く終わらせてお風呂に入ってください」

「モブリットが言うのなら仕方がないな…まぁ風呂に入るかは別として、やることは確かに山積みだ。巨人の実験についても纏めあげなければならないし…あっそうだっ!ルーナ聞いてよエレン巨人の実験結果で新しい発見がー」

そこから先はモブリットによって阻止され、引きづられるようにして連れられていくハンジにルーナは苦笑いをしながら手を振った。


「ルーナさん、団長がお呼びですよ」

「あぁ、わかった!ありがとう」

モブリットと来ていた別の兵士に言われ、ルーナはリヴァイに視線を送ると立ち上がった。

「リヴァイも一緒に出よ」

にっこりと笑って言うルーナに、リヴァイの不機嫌さは消え去る。

2人はきちんと自分たちの立場を分かっているので食堂やほかの兵士たちの前でイチャついたりなどはしない。
だから人目がなくなってきた廊下を進むにつれ、2人にできていた距離は徐々に縮まり、どちらともなく手を繋いだ。

「リヴァイ、じゃあ私はこのまま団長室に行くから」

「あぁ…」

リヴァイの手が離れ、ルーナの後頭部に回るとグッと唇を奪った。
何度も角度を変え深く深く愛を確認し合うかのように2人の舌は絡まり合う。
名残惜しそうにお互いの唇が離れ、寂しそうに眉を顰めるリヴァイがルーナの頬に触れる。
そしてゆっくりと離れそれを合図に2人は逆の方向へと歩みを進めて行った。
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