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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第26章 4人の影


あれから3日経ち、ルーナの様子は問題ないように思えた。
だからリヴァイもあれから過呼吸は起こしていない。

それに部屋に置いてある水晶に触れると、なんとなく騒がしい心が落ち着く気さえするのだ。


リヴァイやルーナの指輪に気が付いた兵士たちはもちろん目を丸くして驚きを隠せない様子だった。

中には堂々と聞いてくる者までいた。

2人はその度に複雑そうな表情を浮かべる。
こんな状況なのに自分たちだけ幸せを満喫してしまっている気がして、今更になってとても申し訳無い気持ちがしたからだ。


ルーナは
「まぁ、正式ではないけど…そんな感じ」
と言い、リヴァイは
「そんなところだ」
とだけ言う。


当然の如く噂は広がり、兵団内では二人の仲はもう
"婚約者" や "正式ではないけど夫婦同然" なのだいうことなっていた。

こんなトントン拍子で進んだ予想外の状況に、本人たちが1番驚いていたが、もちろん嬉しい思いでいた。
少しばかりお互いに所有感が出た気もして…


けれどもあくまで婚約者。
正式に結婚をしているわけではない。

そんな少しばかり曖昧な関係が、むしろ2人にとってはこの兵団内で居心地が良かった。
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