Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第19章 弱点■
リヴァイは自身も裸になり、宝物を扱うようにルーナを丁寧に洗ってくれた。
お互い、恥ずかしいとかそんな感情は全くなくなっていた。
ただとても幸せな気分だけに包まれていた。
リヴァイがルーナを腕に抱いたままゆっくりと湯に浸かる。
ちゃぷんと音がし、2人の体が沈み込むのと同時に湯が一気に溢れ出し、蒸気がたちこめた。
ルーナは完全にリヴァイに体を預け、目を閉じた。
「ふふっ、なんだか赤ちゃんになった気分」
「ふっ...」
リヴァイが少し笑って柔らかな表情になった。
「私、リヴァイがくれたナイフ...なくしちゃったみたい」
「いや、あれは俺が奴の肩に刺してから、今頃エルヴィンが持ってるだろう」
リヴァイはここに来るまでの経緯を話した。
ルーナは表情を変えず、ボーっと聞いている。
「やっぱりそのナイフは護身用だね。そのナイフのおかげで私を探すことができたんだ...」
「お前がまた持っていてくれたおかげだ」
「・・・リヴァイごめんね。あのときリヴァイにそれを突きつけたりして...私どうかしてた...」
ルーナは悔しそうにリヴァイの肩に顔を埋めた。
どうして俺はいつもこいつにばかり先に謝らせちまうんだよ...
リヴァイは自分に呆れながらため息をついた。
「謝るべきは俺の方なんだよ。なんの説明もせずにあんなにお前を傷つけた」
リヴァイは今度こそきちんと説明をした。
「……とにかく俺は…お前以外の女は考えられない。
ルーナが俺にとっての全てなんだ…何があっても。
これだけは信じてくれ。」
「うん…疑ったりして私バカだった。
本当にごめんなさい」
ルーナは気持ちが落ち着いたように笑みを浮かべてリヴァイの首にギュッと手を回した。
リヴァイはたまらずルーナにキスを落とした。
唇を割ってゆっくりと舌を忍び込ませると、ルーナの舌がきちんとそれを受け止め、吐息とともに絡み合った。
深く深く絡み合い、お互いの熱い息が顔にかかる。
リヴァイがジュッとルーナの舌を吸ったかと思えば、仕返しのようにルーナもリヴァイの舌に吸い付いてくる。
そんなことを何度も繰り返し、顔を離してはお互いフフッと笑った。