Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第18章 プライド
・・・やっぱりね。なんてわかりやすい人。
アリアはそっぽを向くリヴァイの体を後ろから抱きすくめた。
背中に耳をつける。
心臓がバクバク言ってるわよ...
心の中で呟き、見えないリヴァイの表情を想像した。
「それでね、私は答えたわ。その人は弱点が出てしまうことを恐れているんじゃないかってね。」
「・・・」
黙ったままのリヴァイに、アリアは この人に少し考える時間を与えようと思って目をつぶった。
トクトクトクトク・・・
リヴァイの鼓動が一定のリズムになっていく。
「違ぇんじゃねぇか」
ようやくポツリとリヴァイが呟いた。
「そいつは...くだらねぇプライドを...ただ手放したくないだけなんじゃねぇか」
「・・・ふぅん。なるほど。」
突然、バッとリヴァイが振り向きアリアを抱き締めた。
アリアはリヴァイの身体に手を回し背中をさすった。
あぁ...やはりこの人はどこまでも人間らしい男だ。
「...リンクがそのお友達に虹の絵をプレゼントしたの。そしたら本物を見せてあげたいって言って...リンクの目の移植を進めてくれたわ。
そのために私ももっとお金を稼がないと...」
「なら俺がもっとお前に会いに来なきゃだな」
「約束よ?」
「あぁ。約束だ」
そう言ってリヴァイはアリアに口づけをした。
絡み合う舌と唾液が 2人の熱を受け止め合う。
薄暗いランプの灯火の中で、2人はまた激しい情事に溺れていった。