Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第12章 104期訓練兵
ルーナはリヴァイと並んで木陰に腰を下ろし、休憩中の新兵たちを見ながら言った。
「びっくりしすぎて腰抜かしそうだったよ。いつからいたの?」
「お前が対人格闘でガキ共全員叩きのめしてるときからだ」
「えぇ?!そんな前から?!どうして声かけてくれなかったの?!」
ルーナが怒ったようにむくれると、リヴァイは更に鋭い視線を向けてきた。
「おい怒りてぇのはこっちだぞ!好きな所触らせてあげるってありゃ何だ?!」
「あ・・・」
「お前なぁ?冗談かなんなのか知らんが言っていいことと悪いことがあるぞ?!」
リヴァイの顔は本気で怒っていた。
「ごめん、もちろん冗談のつもりだったんだけど...」
「あの年齢のガキ共が冗談として受け取るわけねぇだろ!」
「ごっごめんて!リヴァイ!」
そう言って抱きつくとリヴァイは焦ったように
「おまっ!ガキ共が見てるぞ?」
と言いながら新兵たちに目をやった。
リヴァイに睨まれたのか、一斉に目を逸らして水を飲み出す新兵たち。
「もういいの・・・とにかく今はリヴァイに触れていたい」
ルーナはそう言ってリヴァイの胸に顔を埋めた。
「チッ...こうなると分かってたから声かけなかったんだ...」
リヴァイはそう言うとルーナの顎を上げ周りに見せつけるようにそっとキスを落とした。