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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第11章 しばしの別れ


その日の夜も、リヴァイとお風呂に入り、たくさん話し、たくさんキスをし、たくさん愛し合い、抱き合って眠った。


片時も離れたくないとばかりにお互いがお互いを求め合った。


少しでも体を離すと、その隙間に寂しさや虚しさが入り込んできそうだったから。

少しでも気を抜くと、リヴァイはルーナを引き止めてしまうと思ったし、
ルーナは自分自身が行くのをやめてしまうと思ったから。



リヴァイとルーナはお互いの身体にたくさんの痣をつけた。


チリチリとした痛みは常に快感で、ついた痣の数ほど自分のものだという所有感と、痣の濃さほど愛の深さを示しているように思えた。

そして同時にそれは不安感と虚しさの深さを物語っていた。





リヴァイはルーナを包み込み、ルーナが眠るまでいつまでも頭を撫でた。

ルーナは腕の中に抱かれながらリヴァイの胸に耳を当てて心音をいつまでも聞いていた。


トクントクン


しっかりお互いの心臓の音がする。


その音がするだけで、もう2人に言葉はいらなかった。
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