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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第10章 勝負■


この一年で、調査兵団はガラリと変わった。


キース団長が任命したエルヴィンが第13代調査兵団団長になり、
ミケやハンジといった古株たちは分隊長になった。

今までエルヴィンの補佐的存在だったルーナは正式に団長補佐官という肩書きになり、
「人類最強」とまたたく間に有名になったリヴァイは兵士長になった。


リヴァイの功績は凄まじく、1人で4000人〜6000人規模の一個旅団並であると言われ、この世でリヴァイに適う人間は誰もいないと知らしめるのに充分な力であると誰もが彼の力を認めていた。

しかし、相変わらず常に不機嫌そうな人相に、人が寄り付きづらいオーラ、目上の者にも容赦ない態度であった。


ルーナとリヴァイが恋仲であるということはいつの間にか周知だったが、
当の2人は人前でイチャイチャしたり恋人のような雰囲気をさらけ出したりしている訳では無く、ほかの兵士たちに示しがつくようなしっかりとした上官らしい態度。

だからこそ、周りからは憧れの眼差しを向けられ、本人たちの知らないうちにいつの間にか兵団内では2人の存在が大きくなっていた。
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