Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第2章 潔癖
「俺も掃除をしに来た」
「ん...え?!」
耳を疑った。
こんな時間に、掃除をしに来たと?
しかもリヴァイが??
食堂の時計を見ると、とうに深夜0時を超えている。
夢でも見ているのだろうかと思ってしまったが、握りしめている雑巾の生暖かさはあまりにも現実味を帯びていた。
驚いて動きを止め固まっていると、
リヴァイはコツコツと自分の隣に来てテーブルを指先でなぞった。
「ほう、悪くない」
そう呟くと、三角巾で口元を覆いはじめ、
「あと、やってないところは?」
床を拭いていたルーナを見下ろしながら腰に手を当てて言った。
ちょ、ちょっとまって…
え?うそ?
ルーナは動揺を隠すように立ち上がる。