Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第2章 潔癖
「おいお前、そこで何してる...」
っ!え?!
突然後ろから話しかけられ随分驚いて危うく腰が抜けそうになったルーナは急いで振り返るとそこには怪訝そうな顔をして立っているリヴァイがいた。
ルーナも兵士である以上、後ろからの気配にはすぐに気付くはずなのだが、
何の音も気配もなくすぐ後ろに迫っていた者に全く気付けなかった自分にかなり焦りを感じてしまった。
(地下街で腕の経つゴロツキやってればこんな芸当までできるものなのかな...)
「なにって、掃除だよ」
ドクドク波打っている心音を悟られないようになるべく冷静な声でゆっくり返した。
尚も怪訝そうな顔を崩さないリヴァイ。
「そりゃそうだよね。みんながとっくに寝てるこんな時間に夜な夜な1人掃除なんてしてるんだから。ハハ...」
改めて考えてみると、自分の今しているこの行動を我ながら不審すぎると思う。
自嘲気味に笑みを浮かべた。