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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第63章 Moon【番外編】


歌い終わったあと、え……と戸惑うくらいに会場が静まり返っていた。

沈黙が流れ、その後、うをぉぉぉお〜…という吐息の交じったような声がそこかしこから聞こえたかと思えば、ひたすら拍手が鳴り止まなかった。

その後のヒストリアの述べる感想やらなんやらは、声が潤んでいた。

しかもNoNameは途中で抜けて行ってしまった。


え、なに?
そんなに反抗心剥き出しにしなくても…


などと思った。





その時のNoName…


息を切らしながら楽屋へ飛び込んだ3人は、ぐしょぐしょに濡れた包帯を急いで取る。

「はーっ!!もうっ!だめだ!私は!!!」

「俺もだァァ……うぅ……」

「………くそ……」


楽屋のテレビで確認しながら待機していたモブリットはたちまち焦り出す。

「ちょちょっと!皆さん!!
途中で抜けてきちゃダメじゃないですかっ!!
何考えてっ………ぐすっ…うぅ…っ…」

しかしやはり皆と共に泣いてしまった。
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