Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第59章 完全無欠の一族
先に口を開いたのはマガトだった。
「…それで…どう力を合わせるつもりだ?そこにいる好戦的な視線の者たちと共に…」
ハンジは皆に視線を巡らせてから、あぁ〜と声を洩らした。
「大丈夫です。ここにいるのは味方につけたら何より心強い!完全無欠なアッカーマン一族ですから。」
その言葉に、マガトもピークもピクリと眉を動かす。
「…アッカーマンの遺伝子を継ぐものが…ここに5人も…そういうことか?」
「まぁそんなところですよ。アッカーマン夫妻に、その子供たち!…どうですか、これはもう無敵でしょう」
ハンジは声高々に言った。
そしてようやくルーナが口を開く。
「こんにちは、マガトさん、ピークさん。
…ルーナ・アッカーマンです。こっちは息子のレオンとブルーノ。娘のロジーネです。」
マガトは目を見張った。
「いつの間に…まさかこんなにアッカーマンが順調に増えていたとは…しかもアッカーマン同士の血を引く子供となればそれは…」
本気を出したらどのくらいのレベルの強さなのだろう?
こいつらを敵に回したら恐らくは…
押し黙っているマガトに、ピークはため息混じりに言った。
「マガト元帥…よく見てください。全く似てな…」
「まぁまぁ、細かいことは今は気にせず!聞いてください。これからの計画を!」
遮るようにハンジが言い、胸の前で拳を握った。