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【R18】遥かな愛

第2章 往昔




『くしゅん…っ』


あれから制服を脱いで1人でシャワーを浴びた。


風邪をひくかも、と心配になっていたは思っていたとおり風邪をひいた。そして熱が出て、学校を休むことに。


風邪をひかなかった樹戸は、休むことなく仕事に向かった。


時計を見ると、三時半を過ぎていた。


この時間になるまで少し勉強をしていたり、寝たりしていた。


起きている時間はとても暇では何しよう、と考えているとガチャ…とドアが開く音がした。


母の八重が帰って来ていた。



「ただいま」

『あ、おかえり、お母さん…』



は八重を出迎えた。


「聞いたわよ、。風邪ひいたんだって?」

『うん…』


ちゃんと寝てないとダメよ、と八重は言いながら買い物袋から何かを出す。



「子猫のご飯を買ってきたの。

そろそろ買ってきていた方がいいかも、って思ったけどまだよかったわね」


八重の言うとおり、猫のエサはまだ残っていた。


「そうだ、。お腹空いていない?」


空いていないとは応えた。


「あら、そうなの?何か食べたいものはない?ゼリーとか買ってくるわよ」

『食欲ないの……』


がそういうと、八重は驚いた。


「食欲がないの?」


こくりと頷く彼女に八重は眉を顰めた。


「一応病院行く?」

『ううん、大丈夫。多分今だけだから』

「……そう。飲み物買ってくるわね」


そう八重は酷くのことを心配する。



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