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【R18】遥かな愛

第2章 往昔



はすかさず、風呂場に向かった。


中に入った精子を取り出そうとする。


──酷い。酷い。最低…


そう思いながら自身の秘部に手を伸ばすが、思っていたより自分では取り出すことが出来なかった。


すると、樹戸が来てシャワーの蛇口を捻って湯を出した。


『……ぁ、』


「脚、開いて」


そう言われては、素直に脚を開いた。


ぐいっ、と片方の脚を持ち上げられる。


壁にもたれ掛からせて、の中に指を入れた。


『…っ』


くちゅ、にちゅ、くぷっ…


風呂場に音が響く。


不思議と恥ずかしさは感じなかった。が、涙が出てきそうだった。


『(こんなこと、するなら中出さないでよ…)』


取り出すなら最初から中に出さないで欲しかった。


えっちだってしないで欲しかった、そう思いながら涙が零れないように我慢する。


本当にこれ大丈夫なのか、と不安になったが樹戸に任せることにした。


出していた湯が身体にかかって、少し寒くなってきた。樹戸も少し服が濡れていた。


は明日風邪ひくかも…と心配になった。





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