第2章 往昔
頭が真っ白になった。
え?と固まっているうちに、お父さんは顔を私の首元に寄せた。
お父さんは制服の上から胸を触ってきて、肩をビクつかせた。
『なっ、何してっ…?!』
「制服でするのっていいね。でも、脱がさないと」
意味のわからない発言をした。
『い、いやっ…まっ、』
待って、と言おうとしたけど聞いてくれなかった。
お父さんは制服の上を脱がした。
私にはまだ早いかなと思ってブラなどは付けていなくて、肌着だけだった。
『やめっ…、あっ』
上は全部脱がされて少しだけ膨らみ始めた胸を揉み始める。
『や、んっ、ぁっ…んんっ、ぁっ!』
片方の乳首を口に含また。
『ひっ、やぁ、…んんっ!』
もう一つの手は太ももに触れながら、下に向かった。
『ぁ、んうっ、や、』
お父さんは下着越しに、一番大切な所に指を這わせた。
『あっ、やっ、お父さんっ、ダメ、ダメだよっ』
私の言葉を聞かないで、そのまま下着を脱がした。
『ひゃっ、あ、ぁああ…っ』
お父さんの指が割れ目をなぞる。
「ちゃん、この様子だと初めて?」
答えれるわけないし、言えるわけない。それより、恐怖でいっぱいでどうにかなりそうだった。
「なら、優しくしないとね。腕がなるよ」
お父さんはカチャカチャとベルトを外した。
その瞬間息を飲んだ。
まさか、と思ったけど遅かった。
お父さんのが中に一気に入ってきた。
『いっ、んんんん〜〜っ…!!』
「くっ狭い…ちゃん、力抜いて」
私はふるふると首を横に振る。
『(分かんない、分かんない。気持ち悪い。怖い──)』
ぎゅっと拳を握りしめる。
「やっぱり、若い子はいいものだね。感触も、弾力も違う」
『はぁ…っは、あ、は、…ッ、ぁう、』
「ちゃん、そんな締め付けたら...僕のはそんなに気持ちいいかい?」
『っ、は、こんなこと、お母さんに言うからっ』
私がキッ、と睨みつけて言うと彼は低く笑った。
「言いたかったら、言えば良いじゃないか。知って悲しむのは君のお母さんだよ」
「もしかしたら、君のお母さんよりかも君の方が気持ちいいかもね」
その言葉を聞いてショックを受けた。ズキン、と胸が痛くなった。