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【R18】遥かな愛

第2章 往昔



来週からテスト期間。


前回のテストよりいい点数がとりたくて、私は夜遅くまでリビングでテスト勉強をする。


お母さんもお父さんもいないから何も言われないで、集中してできる。


2人とも帰って来ないのかな、と思っていた時にお父さんが帰ってきた。



「まだ起きていたんだ」

『うん、来週からテストだから』



お父さんが私の隣にきて、腰を下ろした。


その瞬間お酒の匂いがした。


たくさんお酒を飲んだんだろうな。


いつもは全然飲まない人なのに。帰りが遅かった理由は飲みに行ったからなのかな。


「分からない所ある?教えるよ」


いつも教えて貰っているから素直に教えて貰った。


塾の先生だから、教え方が上手でわかりやすい。


いつも問題が解けた時に頭を撫でられていた。正直嫌だったけど、嫌だとは言えない。


でも今日はいつもより気持ちが悪かった。


ベタベタと体を触られていた。


酔ってるんだ、と心の中で思った。


お父さんはお酒強くないはず。横にいられるだけでお酒の匂いがするから、これは絶対に酔っている。


嫌だな、と思った時に無理矢理キスされた。


『んっ…!?』


唇が離れた時に、「かわいいね」と耳元で囁かれた。




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