第1章 不死川×夢主
も慌てて居間に行くとそこには知らない男の人が座っていた。
母:「大変お待たせしてすみません。こちらが娘のでございます。ほら、ご挨拶なさい。」
は頭の上にクエスチョンマークを浮かべたまま挨拶をした。
:「こ、こんにちは。粂野です…。」
男の名は楢橋洋(よう)と言った。
洋:「やはり、可愛らしい。」
:「?あの、私たちどこかで…」
母:「洋さんが、偶然街であなたのことを見た時に、運命だと感じたんですって!」
洋:「そ、そんな、お恥ずかしい…」
そして洋の両脇には両親らしき人が座っていた。
洋母:「確かに、可愛らしい顔をしてるわね、それに丈夫な子も産めそうだわ。私はいいと思いますけど…どうです?お父さん」
洋父:「家事は得意か。」
が得意でないと返そうとしたとき
母:「えぇ!小さな頃から教えて参りましたので、裁縫や料理などは得意中の得意でございます!」
:「!?」
洋父:「ならいいだろう。」
そしての意思は関係なしに結婚の話がとんとんと進んでいった。
洋達が帰ってからは
:「お母さん!?どういうこと!?私家事なんて出来ないよ!」
母:「だから、これから死に物狂いで練習するのよ!明日から出かけてる暇なんてないわよ!」
:「どうして!私の意思は関係ないの!?」
母:「有力な地主なのよ?そこに嫁いでくれたら、粂野家としては鼻が高いわ。お金も持っていて、優しそうだったじゃない。きっとを大事にしてくれる。」
:「今日話しただけじゃわからないじゃない!あんな!少し話したくらいで、判断するなんてどうかしてるよ!」
母:「今まで貰い手がなかったあなたにとってこれ以上の話はないはずよ!?なにを渋ることがあるの!お父さんも何か言ってください!」