第1章 不死川×夢主
甘味処につくと
:「不死川さん、何にします?」
不:「俺はおはぎにするぞォ。お前は何にするんだァ?」
:「おはぎ好きなんですか?私は桜餅にします!」
不:「…別に好きじゃねぇよォ…こん中だったらそれがマシってだけだァ…」
:「ふーん、じゃ、頼みますね、すみませーん!」
店主:「はーい!あら、ちゃんじゃないの、やっと娶ってくれる殿方見つけたのかい?」
:「そんなんじゃないよ!もう見つからなさすぎて泣きそう…」
店主:「いつか見つかるさ、そんなに慌てなさんな。んで今日は何にするんだい?」
:「そうかなぁ。おはぎと桜餅一つずつで!」
店主:「あいよ!特別に一個おまけしとくからね」
:「ありがとう!あ、でも、おはぎは1つでいいよ、あんまり甘いもの好きじゃない…」
不:「別に断んなくてもいいよォ……せっかくつけてくれるって言ってんのに、無下にする訳にいかねぇだろォ…」
店主:「うちのおはぎは美味しいから、苦手でも食べられるさ。んじゃ、ちょっと待ってね〜」
:「はい!いいんですか?不死川さん、甘いもの苦手なんじゃ…」
不:「誰もそんなこと言ってねぇだろォ…。お前は桜餅が好きなのかァ?」
:「はい!甘いものなんでも好きですよ!」
不:「そうかァ。鬼殺隊にも桜餅好きなやつがいるなァ。そいつは桜餅食いすぎて髪の色が桜餅みてぇになったからお前も食いすぎには気をつけろォ。」
:「髪の毛の色が!?桜餅色に!?すごい!可愛い色ですね!」
不:「…お前はそれが可愛いと思えるやつなのかァ…まあいい、俺も匡近のこと教えてやるから、お前も教えろォ。」
:「いいですけど、その前に、ちゃんと名前で呼んでくれません?私の名前、お前じゃないんですけど。」
不:「…も匡近のことを教えろォ…。」
こうして2人は鬼殺隊での匡近のこと、家族といるときの匡近のことをお互い教え合った。