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救いの光[鬼滅の刃・R18短編集]

第2章 悲鳴嶼×夢主


:「…じゃあ、自分の大切なものを奪った人のこと、死ぬほど憎い人のこと食ってくれた鬼は?奪われた者にとってはいい鬼だよ…」

炭:「何があっても人を食うなんてことはいけない!憎まれてる人でも、食べられて良いはずがない!」

:「…中身までカチカチなんだね…この時間無駄だな…」

は瞬く間に消えていた。

善:「は、はやい…いなくなったのが見えなかった」

炭:「善逸、あの人から何か音はしたか?」

善:「いいや、無音だった」

炭:「やっぱり…俺もなんの匂いもしなかった。」

善:「美人だけど、あんなに嫌な感じの人初めて見たよ」

炭:「…」

炭治郎はそれからずっといい鬼と悪い鬼について考えていた。






は早速また修行へと行った。

はおそらく自分の体重の3倍程度の重さの岩を動かそうとしていた。

:「………」

は唸り声すらあげずに動かそうとしていた。
そしてついに

ズリッ、ガンッ!

は手を滑らしおでこを岩にぶつけてしまった。

:「…擦りむいた…痛い…」

手も勢いで切ってしまい、おでこからも血を出していた。

悲:「無理をするなと言っただろう」

ちょうどそこへ悲鳴嶼がやってきた。

:「…悲鳴嶼さん…」

悲:「今日はもう休め」

:「…でも…」

悲:「休め。」

悲鳴嶼はに、でもの続きを言わせなかった。
は悲鳴嶼には逆らえないので、2人は屋敷へと戻った。

悲:「…、流石に女子の力で自分の3倍の岩を動かすのは無理だ…」

:「…甘露寺さんには、動かせますか…」

悲:「あれは人の8倍の力を出せる、自分と比べようとするな」

:「…柱の皆さんは、人より優れたものがあります…でも私は何もない…努力には限界があると言うことでしょうか…」

悲:「技や強さに限界はない…だが力にはある…」

:「…」

そこからは黙り込んでしまった。



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