第2章 悲鳴嶼×夢主
:「…悲鳴嶼さんは、私が鬼を逃したとき何故怒らなかったのですか…」
悲:「鬼を逃したいと思って戦っている者は鬼殺隊にはいない。怒ったところで仕方がないであろう…」
:「…逃した鬼は、あの日死んだと思っていた弟でした…」
悲:「…そうか…なら尚更取り逃した私にも責任はある…怒ったりはしない…」
:「…次はどんな鬼も絶対逃しませんから…」
悲:「…あぁ…」
それから月日は流れて、炭治郎達とたちが出会うこととなった。
が任務で怪我をしたため、蝶屋敷へと向かった。
胡:「怪我したんですか?珍しいですね。」
:「…」
胡:「ほんとに、もう少し愛想良く出来ないんでしょうか?冨岡さんより意思の疎通が取りづらいですね。」
:「…すまない…」
そして手当てを終えたため蝶屋敷を出ようとした時だった。
炭:「昨日柱合会議にいた人ですよね!こんにちは!」
善:「いぃぃぃやぁぁぁ!すごく美人ですねぇぇ!大人の魅力が溢れてるよぉぉぉぉ!」
伊:「…ツヨソウ…」
:「…頭突きの子…」
はチラッと炭治郎達を見るとそう言った。
:「…鬼は?…」
炭:「…っ、禰󠄀豆子は、妹は、鬼なんかじゃない!禰󠄀豆子は誰も食ってない!他の鬼は違うんだ!昨日あなたもいたじゃないですか!」
:「…鬼は鬼だよ、食ってようが食ってなかろうが…」
炭:「っあなたも頭突きした人も!いい鬼と悪い鬼の区別もつかないなら柱なんてやめてしまえ!」
:「…私は柱じゃない、妹だからそう思うだけだよ、それに聞くけど、その良い鬼と悪い鬼の基準て何?…」
炭:「禰󠄀豆子は人を食ってない!いい鬼だ!」
:「…浅はかだね…」
善:「美人だけど、禰󠄀豆子ちゃんのことひどく言い過ぎじゃないですか?」
:「…じゃあ、