第2章 悲鳴嶼×夢主
不:「あいつの動き、見えねぇくれぇ速ぇなァ…それなのに未だに柱にならねぇのはなんでだァ?」
胡:「いろいろあるのよ、不死川くん、さ、私たちも帰りましょう」
そして皆各々帰って行った。
そしてその日の晩
:「…ただいまもどりました…」
悲:「…あぁ、遅かったな…」
:「…」
悲:「…飯はもう出来てる、食べるといい…」
:「…ありがとうございます…」
2人はご飯を食べ始めた。すると珍しくから悲鳴嶼へと話しかけた。
:「…私のことはもう柱合会議に連れてってくださらなくて大丈夫です…」
悲:「…なにかあったか…」
:「…私のことを不快に思う者が1人でもいるならば、私は行くべきではありません…」
悲:「…不死川のことか…気にするな…あれはまだ柱になってから日が浅い…いつかのことをわかってくれる時が来る…」
:「…そうですか…」
そしてある日の晩は十二鬼月が出たと聞いて、任務にやってきた。
:「…少し遅かったか…」
の周りには隊士の遺体がゴロゴロあった。
気配を探り、鬼を見つけた。だが、その鬼を見た時驚いた。
厭妬:「なんだ?お前、見覚えのある顔だな」
そう、死んだはずの弟の面影を残した鬼が目の前に居たからだ。しかも目には下弦の弍と書いてある。
:「…縁透…生きていたのか…いや、人としては死んだのか…」
厭妬:「何をボソボソ呟いてんだ。まあいい、もう山ほど喰った。今日のところは退いてやろう。」
:「…まて…」
そう言った時にはもう厭妬はいなかった。