第1章 不死川×夢主
:「ちょ、…んっ!?」
洋が壁に手をつき、唇を奪ってきた。しかも長い。
:「やっ…んっ…ぴちゅっ…ぺろっ…」
ついには舌まで入れられてしまった。
そのままは押し倒された。
:「いやっ…離して…やめて…」
洋:「あぁ、恥ずかしいんだね、大丈夫だよ、これからは毎日こうすることになるんだから。」
洋はの着物をはだけさせ、合わせから手を突っ込んできた。
:「…っ、やめてってば!」
ついには洋を突き飛ばした。
洋:「…った…何をするんだ!君は俺の物だろう!大人しくしていろ!」
はそんな言葉に足を止めることなく、家を飛び出し、走った。
気づけばは匡近の墓の前に来ていた。
:「…ひっ…お、兄ちゃんっ…ひっ…もうっ…嫌っ…」
不:「?やっぱり命日だから…っ!どうしたんだァ!?その格好はァ!?」
今1番会いたい人の声が後ろから聞こえた。
:「…ひっ…実弥っさんっ…ふぇーーーーん」
は勢いよく不死川に抱きついた。
不:「…っ、何があったのかよくわからねぇが、とにかくこれ着ろォ。」
そう言って自分の羽織をにかけて優しく抱きしめ返した。
しばらくするとは落ち着き、家に帰りたくないと言うので不死川はを自分の屋敷へと連れてきた。
不死川はに桜餅と温かいお茶を出してくれた。
不:「これでも飲めェ。」
:「…ありがとうございます…」
不:「ここ最近姿を見ねぇと思ったら、手ェ、ぼろぼろじゃねぇかァ。一体何があったァ。」
そう、不死川は叶わない恋だと思っていながらも、に会いたくて、足繁く街に通っていたのだ。
はゆっくりと口を開き始めた。