第2章 攘夷戦争
「なあみお…。」
「どうしたの?」
時は今、攘夷戦争。
松陽先生は天人に捕らえられた。
「お前は悲しくないのか?寂しくないのか?」
「私は…銀時も小太郎も晋助も、それから辰馬さんもいるから…」
みおが強がっているのはわかる。
本人は隠しているつもりなんだろうけど。
「それに先生がいなくなっても、私は女だから貴方達みたいに戦争に参加することはできない。貴方達の怪我の手当てや解れた服の修理、それからご飯を作ったりすることのお手伝いしかできないの。」
涙を溢しながら言うみおに、俺は申し訳ないことをしてしまったかもしれないと反省した。
それからも結構泣いてるみおの頭を撫でた。
辛かった。
もう戦いたくなかった。