第1章 プロローグ
「お帰りなさい。みお、銀時。」
「「ただいま~」」
先生に「どこに行ってたのですか」って聞かれて、みおが袋からお菓子を出した。
「はい!これは先生の分!」
お菓子をやたら買うな、とは思ってた。
こういうことだったのか。
「貰っていいんですか?みおのためたお金でしょう?」
「うん!私がね、貯めたお金で先生に買ってあげたいって思ったから!」
女の子だから、なのか…?
「あとね、銀時にも奢った!」
余計なこと言うなよな、なんて思ってしまった。
「みおは優しい子ですね。」
みおはえへへ、と笑っていた。