第1章 プロローグ
「銀時~!」
みおとは松下村塾で出会った。
こいつは一応松陽先生の姪っ子にあたる?らしかった。
詳しいことは本人からも先生からも聞かせてくれなくて、よく知らない。
「ねえ!銀時!聞いてる!?」
「あ、悪い悪い。」
「なんかそこの坂下ったところに新しく駄菓子屋さんが出来たんだって!」
「まじでか!」
「一緒に行こう!」
みおは俺より先に松下村塾にいたし、年齢なんて聞いたことないけど多分俺より年上なんだろうなぁ、とか思ってた。
いつも主導権握ってたし。
駄菓子屋につけばお菓子をちょっと奢ってくれた。
「付き合わせたお礼」だってさ。別に俺も行きたかったから奢る必要はないけどお小遣い浮くし大人しく奢られておくことにした。
帰り道に買ったお菓子をつまみながら帰った。