第5章 現代3
「だってお前…松下村塾時代思い出せよ…」
みおは少し考えこんだ。
「あんなおねーさんぶってて…」
「そんなつもりはないけど」
「あの時俺と同じくらいか下手したら俺より身長あった癖に…」
「あのくらいが一番の成長期でした。つか攘夷戦争の頃にはとっくにあんたのが背が高かったじゃない。」
「それは…あれだよ、男女の差的な…」
「とにかく!私は鯖なんか読んでないからね!」
ちょっと信じられない俺。
ちょっとキレ気味のみお。
「銀さん。過去は過去です。たまたま銀さんの目にそういう風に映っていただけですよ。いくら幼馴染だとしても、女性に失礼ですよ。“鯖読んでる~”とか。」
神楽にも新八にも諭されてしまった。
そんなものか…
だとしても俺より3つも年下なんてことあるか?!
心の中でシャウトしながらも、自分に納得するように言い聞かせるのだった。