第7章 特級呪物ー3ー
伏黒side
「馬鹿!!よせやめろ!!」
『恵…言葉おかしくなってるし…』
言葉がおかしくなっても普通の事してるし!猛毒!確実に死ぬ!!もしかしたらだが…と言おうとした途端虎杖に呪霊が襲いかかる。
『でも、俺は宿儺の実力見たいよ?受肉したら見れるかな~…
そんな呑気な事言ってる場合じゃないな。しっかり見とかなきゃ何しでかすか分かんないしね』
それが合図だったかのように虎杖…今は受肉した特級呪物がゲラゲラと笑いだす。
宿儺「ああやはり!!光は生で感じるに限るな!!
呪霊の肉などつまらん!人は!女はどこだ!!」
ここに女は居るし俺だって人なのに見えてないのか、と思わず心配になる。
宿儺「女も子供も蛆のように湧いている
素晴らしい 鏖殺だ
よく見たらそこに女子供が居るではないか」
『アハハハハ!!
さっきまで見えていなかったのか。それは面白いな。
それで、どんなふうに死にたいの?俺、人でもそうじゃなくても“最期”の願いだけは聞いてやってんだから希望言えよ』
宿儺「!!!
お前…緋孤が宿っているな…?」
『緋孤~?誰だろうねそれは』
そんなやりとりをしていると思えば宿儺が自分の首を絞める。
宿儺「あ?」
虎杖 「人の体で何してんだよ、返せ」
宿儺「オマエなんで動ける?」
虎杖「? いや俺の体だし」
『アハハハ!!ウケるね~、二重人格者みたいになってる』
「宵宮!!まだ呪力残ってるか?」
『君が考えている事くらいには使えるぶん残ってるよ。
【動くな】
ゲホッ…ゲホゲホ
多分数分はそこに固まっててもらえるよ…あとは恵一人で頑張れ..』
そう言って宵宮は倒れた......
「零!!
…オマエはもう人間じゃない。呪術規定に基づき虎杖悠仁オマエを_______
“呪い”として祓う<ころす>」
虎杖「いやなんともねーって。それよりそこの超強かった人…は倒れてるし俺も伏黒もボロボロじゃん。はやく病院いこうぜ」
…今はどっちなんだ?!