第7章 特級呪物ー3ー
伏黒side
零に強制的に逃げさせられたは良いものの、結局新しいのかさっきの呪霊なのかが俺達襲ってくるから。
術式発動させたら途切れるわ頭回んねぇわ、虎杖は素で力エグイし意味わからん。
虎杖「大丈夫か?」
伏黒「逃げろって宵宮が言ったろ。言ってる場合か」
虎杖「今帰ったら夢見悪ぃだろ。それにな こつんちはこっちで面倒くせえ呪いがかかってんだわ」
そう虎杖が言った時、ふと右を見たら血まみれの宵宮が。
「…え?」
そう言う声しか出すことが出来なかった。
『あー、この血?呪霊さんの血だよぉ~。
………じゃなくて全部自分の血だよ。ちょっと疲れちゃって気ぃ抜いたらめっちゃやられただけ』
胸が、締め付けられるような気がした。
特級が、少し気を抜いただけでこの有り様なのに自分はこれですんだと言う事からなのか。
ただ単にその役を変わってやりたいと思ったのかのどちらかで。
その間にも虎杖は戦っていた。
『ハァ…虎杖、呪いは呪いでしか祓えねえんだよ』
虎杖が、「早く言ってくんない?」と言い、対する宵宮は
『勝手に何も知らないまま戦いだしたオマエが悪い。
いえーい夏油様バンザーイ』
最後はよく分からない事言い出すけど最初には同感した。
『ねえ虎杖、見て。俺と恵を。
今あの二人連れて逃げれんのはお前だけ。
ま、全快だったとしても俺はそこの二人?は連れてけねえけどな。
非術師が居る意味ない。さっさと逃げろよ。別に俺はもう死んでも悔いはねーから置いてけよ~』
虎杖「なぁ、なんで呪いはあの気色悪ぃ指狙ってんの?」
『より強くなるためー…っておい人間は食べたら最悪死ぬんだから食べんなよ…聞こえてねえか…』
虎杖「全員助かる方法、見つけたわ。
俺にジュリョクがあればいいんだろ」
ー何故か非術師を嫌い、二人を全快でも助けられないと宵宮が言った理由とは?
次回の更新をお楽しみに~