第3章 パンダ居た
『真希先輩居ないー!!!』
そう、零はかれこれ20分程真希を探しているのだ。
なのに真希に会えないから居ないのでは?と疑ってしまう程。
考え事をしながら歩いていると、
どんっ!
誰かにぶつかった。
?「あー、ごめんごめん」
『いや大丈夫…
ってパンダ?!
…歩いて喋る呪骸?』
?「大丈夫か?パンダ固いんだよなぁ」
『わぁ、真希先輩!
やっと見つけた…』
真希「あー、探してたのか。ごめんごめん。ちょっとパンダが固くてー」
パンダ「固くない!」
真希「いや固い。
それで零は何の用?」
『アi…五条先生に無理矢理連れてこられたから呪具とか置いてきちゃいまして。
使ってないのないかなー。と』
真希「生憎今は無いんだよ…
私がいつも使ってるのの自分で呪力を流し込むタイプならあるけど、それ使う?」
『お願いします!』
パンダ「俺空気」
真希「何か言ったか?」
パンダ「イエナニモ」
真希「呪いの方は?」
『多分明日、ですけどね。
明日、任務入れられたんですよね~』
真希「頑張れー!」
『ありがとうございます。
では今日はこれで』
真希「ああ。」
パンダ「章名<パンダ居た>なのに最後まで空気だったなぁ、俺」