第3章 パンダ居た
『真希先輩何処に居るか聞いてくれば良かった…』
零が後悔しながら歩いていると、一人の男子生徒にぶつかった。
『(あの人に似てる…じゃあ、これがあれか)』
零は暫く考えた末、こう言った。
『伏黒さん?』
と。
?「伏黒恵だ。
見たことが無いがお前は誰だ?」
『僕?僕は…
宵宮 零。
アイt…五条に無理矢理連れてこられた』
恵は瞬時に理解した。
あ、こいつとなら相性良さそうと。
だって仮にも先生を五条って呼び捨てにしてる。
『そう言えば…君の明日の特級呪物の回収任務、僕も一緒に行くことになった。
アイツが言ってきた事だから、気にしないで良いけど。
それじゃ、僕は真希先輩んとこ行くから』
恵は思う。
嵐の様だった、と。