第3章 アレイト恋騒動。
「…俺が勝手にしたミスだ。リーナは泣くな。…な?お前は関係ない。」
「…だって、私のせいで!アレイトは10番以内、無理なんでしょっ!?」
「いーんだよ」
アレイトはリーナの頭をぽんぽんと叩くと優しい笑顔を向けた。
「…俺は元々駐屯兵団に入ろうとしてたからな。気にすんな」
しかし納得がいかないリーナはでもでもと言葉を発そうとした時、アレイトは呆れたように言った。
「いーのいーの。………俺が、リーナが困るのがいやなんだよ…」
その顔はほんのり赤かった。
リーナもつられて紅くなる。
その時タイミング良く夕食事の鐘がなり、二人は無言のまま別れた。
……甘い雰囲気を残して。
____________リーナは全部話終わるとハァとため息をつく。
その話を聞いていたケイトはもう両思いじゃん……と顔を歪ました。
ミカサは終始真顔だ。