第3章 アレイト恋騒動。
するとリーナはおずおずとケイトの横に腰掛け口を開いた。
「………わ、私ね、………アレイトの事が好きになっちゃったんだけど…」
「…えっ!そうなの!?」
思いもしていなかった事実を告白され、ケイトは思わず大きな声が出た。そんなケイトの口を慌て塞いでリーナは静かにっ!!と顔を赤らめた。
その様子をミカサは無言で見つめる。
ようやく手を口を解放してもらいケイトはぷはっと息を吐いておもいっきり吸う。
そしてリーナをそのハニーブラウンの大きな瞳でまじまじと見た。
「ほ…本当に、アレイトが好きになの?」
もう一度真相を確かめるべく、尋ねるとリーナは顔だけじゃなく耳まで真っ赤にしてこくり、と小さく頷いた。