第10章 ケンカップル
『おかえりなさいませ…酔ってしまわれましたか…』
『あァ…布団は敷いてあるか?』
『はい。ご用意しております。寝間着も御二方の物を用意しております。』
実弥は佐藤と会話をして屋敷の中に桜雪を運んだ。
桜雪の家は無駄に広い。
それでも実弥が迷わないのは慣れたからなのだろう。
寝室に着くと桜雪を布団に寝かせた。
実は隣の部屋は玄弥の部屋…
『さねみぃ…』
『あのなァ…そんな顔すんなって…』
『んんっぁ…うぁ…んんぅ…』
口付けをしながら桜雪の胸を揉みしだく実弥。
『そのまま…声抑えとけよォ?』
『んんっぁ…あっ…ふぅん…んんんっ…』
口に手を当てて声を抑える桜雪。
後ろから抱きしめられた状態で胸や下半身の敏感な突起を触られて気持ちよくて堪らない桜雪。
『くぅ…んんっ…あっ…ふぅぅんっ…はぁはぁ…うっ…ひぐぅぅっ!!』
桜雪の体がビクビクと震えている。
『イクの早くねェか?なんだァ?隣に玄弥がいるから興奮してんのかァ?』
桜雪は耳元で実弥に囁かれると下半身から何かが流れた気がした。
そこで桜雪は思い出したのだ。
隣には玄弥が寝ている。
『べつにぃ…んっ…あっはぁん…』
『声出したら…気づかれちまうぞォ?』
『わかって…るぅぅん…んっっ!!』
桜雪はまたビクビクと体を震わせている。