第6章 最後のお茶会
『上弦の陸…童磨は討伐しました。しかし、他にも強い鬼はいるはずです。そして…花柱・胡蝶カナエは…童磨の血鬼術により、殉職しました。』
緊急で開かれた柱合会議で桜雪は冷静に言った。
『桜雪…しっかり深呼吸しろ…』
呼吸がおかしくなっている桜雪に実弥が言った。
『分かってる…大丈夫…』
桜雪は苦しそうに答える。
『また…1人…大切な子供がいなくなってしまった…』
産屋敷はそう悲しそうに言った。
『桜雪の報告も兼ねていたんだけどね…みんな、気づいている通り、新しい柱を紹介しようと思う。水柱・富岡義勇、恋柱・甘露寺蜜璃、蛇柱・伊黒小芭内…炎柱・煉獄 杏寿郎…蟲柱・胡蝶しのぶ。これで柱は10人となった。鬼もこれから強くなると思うんだ。本来は11人になる予定だったんだけどね…悲しい事に10人になってしまった…皆…カナエの意志を受け継いで必ず…鬼舞辻無惨を倒して欲しい。』
産屋敷が言うと、それぞれが返事をした。
『桜雪…富岡ってお前と同じ育手だよなァ?』
『そうだけど…それがなんだ?』
富岡と話していたと思ったらイラついた様子で実弥が桜雪の所に来た。