第4章 訃報と風柱
翌朝……
『あれ?ここ…』
『目ェ覚ましたかァ?』
『えっ!?』
後ろから実弥の声がして桜雪はの心臓はドクンっと高鳴った。
『桜雪…お前…昨日、俺になんて言ったか覚えてるかァ?』
『覚えてねぇわ…耳元で言うなっ…』
『俺も桜雪の事が好きだァ…』
『え?』
桜雪はその言葉に耳まで真っ赤になっている。
クスクスと笑う実弥の声が後ろで聞こえる。
『こっち向けェ…』
『やだ…』
『見せろよ…』
『んんッ…』
耳元で囁かれた桜雪は素直に従った。
『お前…耳弱いんだなァ?』
『うるせぇわ…』
『顔真っ赤だぜェ?』
『あーもー見んなぁ…んっ…んんぅ…んぁ…んっ…』
桜雪は実弥の口付けを素直に受け入れた。
『このままするかァ?』
『しない…ぁっ…』
桜雪の下半身に手を持っていく実弥。
敏感な部分を触られ思わず声が出てしまった。
『こんなに濡らしてんのにしたくねェってのか?』
『今されたら…ヤバいんだって…触んなっ!!ぁっ…ひぅん…んんんっ!!』
桜雪の敏感な部分をぐりっと強めに実弥が触ると桜雪は実弥の胸に顔を埋めながらビクビクとしている。
『もう、イッちまったのかァ?』
『うる…さい…触んな…って…言ってん…だろ…』
桜雪は実弥の胸に顔を埋めながら肩で息をしながら言った。