第28章 出産準備と戦闘準備
そんな中…
鬼舞辻無惨の目撃情報が入った。
鬼殺隊は各地から東京都に集まり、戦闘準備に入っていく。
各地に散らばるその都道府県の柱達も集まり、大所帯での柱合会議が行われた。
一応、桜雪も参加した。
隊服は大きくなってきたお腹で着ることが出来ない為に普段着での参加となった。
『こんにちは!初めまして!私は秋田県の酒柱です!』
『私は岩手県の酒柱です!』
『私は青森の酒柱です!!』
という感じで桜雪は話しかけられていた。
『初めまして…元祖?なのかな?鬼殺隊本部の酒柱の天晶桜雪です。』
桜雪もニッコリと微笑んで営業スマイルかというほど愛想良く頑張ってみた。
『あの、そのお腹は…ご懐妊されてるということですか?』
酒柱の1人が桜雪のお腹を見て言った。
『それはめでたいですね!!お相手は鬼殺隊の方なのですか!?』
甘露寺か?という程に目をキラキラさせて言う酒柱の1人。
一応、鬼滅学園の生徒と教師という立場上…相手が誰かを桜雪は迷っていた。
さすがに初対面の人であるこの人にそれを話していいものなのだろうか?
不純異性交友なんて言われて通報されないだろうかと桜雪が迷っていると…